このチャートを見て、その後どうなると思いますか?
ミドルラインは実線が20MA、点線が10MAです。
もし他の時間足のミドルラインも下落中だとすると、−2σまで行きそうな雰囲気ですね~。ショートしたくなるチャートだと思います。
もしここでショートエントリーすれば、もしかしたら利益が出るかもしれません。
たとえ薄利でも利益が出るなら勝ちトレード。
そう思うとポジションを持ちたくなりますよね。
でもちょっと待ってください。
−2σで決済するとして、損切りはどこに設定しますか?
点線ミドルのちょっと外側、もしくは最後の陰線の高値付近ですよね。
となるとこのトレードのペイオフはおよそ、1。
ペイオフは1と低いけれど、このチャートはパッと見て
「下がりそう」。
この「下がりそう」という感覚は、「少し取れそう」「勝てそう」という気持ちと隣り合わせ。
非常に危ないです。
このトレードが損切りになる確率は
非常に高いです。
結構いいトレードルールがあるのになかなか利益が出ない方は、この危険な落とし穴に片足落ちているかもしれません。
知らず知らずのうちにこの気持が出ていないか、自分を俯瞰してください。
トレードで大切なことは、
資金を守ること
損をコントロールすること
つまり
損切りを小さくすること
です。
勝てそう、少し取れそう、という感覚が先走って、損切りが大きくならないように注意しましょう。
この落とし穴、抜け出すのはとても大変です。(^_^;)